下田 徹〔係長〕

インタビュアー:今日はお時間をいただきありがとうございます。まず、自己紹介をお願いします。

下田:こちらこそありがとうございます。私は工事部に所属して7年目になる下田と申します。主にスーパーゼネコンの下請けとして、マンションやオフィスビルの大規模修繕や改修工事に携わっています。

インタビュアー:7年間工事部で働いてきて、どのような点が最も印象に残っていますか?

下田:やはり、スーパーゼネコンとの協力で行う大規模なプロジェクトに携わることができた点ですね。最初の頃はそのスケールの大きさに圧倒されましたが、徐々に自分の役割を理解し、チームの一員としてプロジェクトを成功させたときの達成感は今でも忘れられません。

インタビュアー:スーパーゼネコンの下請けとしての工事には、特有の難しさもあるかと思いますが、どのようなことに苦労されましたか?

下田:一番難しいのは、品質や納期に対する高い要求に応えることです。スーパーゼネコンのプロジェクトはスケジュールが非常にタイトで、しかも品質管理も厳しい。そうしたプレッシャーの中で、工期を守りながら品質を維持するために、チーム全体での効率的なコミュニケーションや、現場での柔軟な対応が求められました。

インタビュアー:現場ではさまざまな問題が発生することもあると思いますが、具体的にどのようなトラブルがありましたか?また、それをどう解決しましたか?

下田:あるプロジェクトでは、資材の納品が遅れてしまい、スケジュール全体が遅れそうになったことがありました。そのときは、すぐに関係業者と調整し、納品スケジュールを再調整するとともに、作業内容の優先順位を見直して、一部の工程を先に進めることで大きな遅延を回避しました。工事現場では何が起こるかわからないので、迅速な判断力が非常に重要だと感じました。

インタビュアー:現場での経験を通じて、どのようなスキルや知識が身についたと感じますか?

下田:一番成長したのは、現場全体を見渡す力だと思います。最初は自分の作業に集中するのが精一杯でしたが、今では全体の工程や他の職種との連携も考えながら動けるようになりました。また、コミュニケーション力も大きく向上しました。現場ではさまざまな職人さんや協力会社との調整が不可欠なので、的確な指示や情報共有が求められます。

インタビュアー:スーパーゼネコンとの協力を通して、特に得られた学びや印象に残っていることはありますか?

下田:スーパーゼネコンのプロジェクトでは、技術的なノウハウや現場管理の厳格さなど、多くのことを学ぶ機会がありました。特に、安全管理の徹底には感銘を受けました。毎日の朝礼やKY(危険予知)活動など、事故を未然に防ぐための取り組みが徹底されており、私たち下請け側も常に高い意識を持って作業に臨むことが求められました。これが、自分の成長に大きく影響したと思います。

インタビュアー:今後の目標やチャレンジしたいことがあれば教えてください。

下田:今後は、現場のリーダーとしてプロジェクト全体を管理できるようになることを目指しています。また、さらに専門的な技術や管理スキルを学び、自分自身の成長だけでなく、チーム全体のスキル向上にも貢献していきたいと思っています。最終的には、スーパーゼネコンとの信頼関係をさらに深めて、より多くのプロジェクトを成功させたいですね。

インタビュアー:最後に、工事部を目指す若手社員に向けて、アドバイスがあればお願いします。

下田:現場は大変なことも多いですが、その分やりがいも非常に大きいです。若手社員には、まずは現場での経験を積み、目の前の仕事に真剣に取り組むことを大事にして欲しいです。また、失敗を恐れず、何事も学びの機会と捉える姿勢を持つことが重要だと思います。現場での経験が積み重なることで、必ず自信につながります。

インタビュアー:ありがとうございます。今後のさらなるご活躍を期待しています!