三宅 一樹〔主任〕
インタビュアー:本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは、自己紹介とこれまでのキャリアについて教えてください。
三宅:ありがとうございます。私は以前、防水工事の職人として約10年間働いていましたが、施工管理に興味を持ち、2年前に転職しました。現在は、施工管理としてマンションの大規模修繕工事を担当しています。

インタビュアー:職人から施工管理への転職を決意された理由は何でしょうか?
三宅:職人として現場で働いている中で、工事全体を管理する側に興味が湧いてきたのがきっかけです。防水工事の一部だけでなく、プロジェクト全体を把握し、工程や品質、安全面での管理を行う役割に魅力を感じました。また、現場の仕事を通して得た技術や知識を、もっと幅広く活かせるのではないかと思い、転職を決意しました。
インタビュアー:職人としての経験が施工管理にどのように役立っていると感じますか?
三宅:職人時代の経験は非常に役立っています。特に、防水工事に関しては深い知識がありますので、現場での施工の進捗や品質チェックの際に、細かい点まで気を配ることができます。また、職人の視点で考えることができるので、現場のスタッフとのコミュニケーションもスムーズに行えます。現場での実践的な経験を持っていることで、説得力も高まりますし、トラブルにもすぐ対応できると感じています。
インタビュアー:施工管理の仕事を始めてから、どのような点で苦労しましたか?
三宅:最初は、全体の工程管理やスケジュール調整が大変でした。職人時代は自分の担当部分に集中していましたが、施工管理では工事全体を見渡し、各職種との調整を行う必要があります。そのため、工程表を理解して、スムーズに作業が進むようにするための計画やコミュニケーションがとても重要だと感じました。また、書類作成や報告業務も多いので、その部分も最初は戸惑いました。

インタビュアー:それでも順調に適応されているようですね。施工管理としての役割を進める中で、特に達成感を感じた瞬間はありますか?
三宅:そうですね、やはりプロジェクト全体が順調に進み、無事に完工したときの達成感は格別です。特に、住民の方々から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときは、非常にやりがいを感じました。職人時代は自分の技術に誇りを持っていましたが、今は管理を通して全体を成功に導くことで、また違った形の達成感を得ることができています。
インタビュアー:施工管理に転職してから、どのようなスキルを身につけたと感じていますか?
三宅:まず、工程管理や安全管理のスキルは大きく成長したと思います。以前は現場で作業をする側でしたが、今では計画を立て、他の職人や協力会社と調整しながら進める力が身につきました。また、コミュニケーション能力も大幅に向上しました。各職種の職人や住民、クライアントとのやり取りが多いので、それぞれに適切な言葉や態度で対応するスキルも重要です。
インタビュアー:今後の目標やチャレンジしたいことがあれば教えてください。
三宅:これからは、さらに大きなプロジェクトを任されるようになりたいです。また、施工管理としての技術をもっと磨くために、資格取得にも挑戦したいと思っています。具体的には、一級建築施工管理技士の資格を目指して勉強中です。職人としての経験と施工管理の知識を融合させて、さらに現場での信頼を高めていきたいです。
インタビュアー:職人から施工管理に転職した経験を生かして、これからのキャリアをさらに充実させる計画ですね。最後に、同じように職人から施工管理に転職を考えている方に向けてアドバイスをお願いします。
三宅:職人から施工管理に転職するのは、確かに新しいチャレンジかもしれませんが、現場での経験は絶対に役立ちます。自分が経験してきたことを管理する側で活かせるので、とてもやりがいがあります。最初は覚えることが多くて大変かもしれませんが、少しずつ慣れてくれば、工事全体を俯瞰して進められるようになります。現場の知識を持っていることは大きな強みですので、ぜひチャレンジしてみてください。
インタビュアー:ありがとうございました。今後のご活躍を楽しみにしています!
