佐久間 杏美

インタビュアー:本日はお時間いただきありがとうございます。まず、自己紹介と現在のお仕事内容について教えていただけますか?

佐久間:こちらこそ、ありがとうございます。私は株式会社アルテックの安全管理部で働いています。主な業務は現場の安全パトロール、リスクアセスメント、そして作業員の安全教育です。毎日、現場での作業が安全に進行するようにサポートし、事故や怪我のない環境を作るためにチームと協力しています。


インタビュアー:安全管理の仕事は非常に責任が重いと伺いますが、特に大切にしていることや、心がけていることはありますか?

佐久間:そうですね、安全管理はまさに“予防”がすべてです。特に現場では、一瞬の気の緩みが大きな事故につながることがあるので、常に冷静かつ慎重に状況を見守ることを心がけています。また、作業員の皆さんとのコミュニケーションも非常に重要です。現場で働く方々が不安を感じることなく作業に集中できる環境を作るために、積極的に声をかけたり、意見を聞いたりしています。


インタビュアー:建設現場では男性が多い環境だと思いますが、その中で女性として働くことに何か感じることはありますか?

佐久間:確かに建設業界では男性が多いですが、私はその点で特に大きなハードルを感じたことはありません。むしろ、私が現場にいることで、違う視点での安全性のチェックや改善点を見つけられることがあるので、役立っていると感じています。また、最近では女性の現場監督や技術者も増えてきており、性別に関係なく能力が評価されるようになってきたのも大きな変化ですね。


インタビュアー:これまでのキャリアの中で、特に印象に残っている出来事やチャレンジはありますか?

佐久間:一番印象に残っているのは、初めて大規模なマンション改修工事の現場で、安全管理を任された時です。多くの作業員が関わる中で、全員が安全意識を持って作業できるようにするのは簡単ではありませんでした。初めての現場は緊張もしましたが、最後まで大きな事故なく完工できた時は、本当に達成感がありました。それ以降は、自分の成長にもつながり、次の現場でも自信を持って臨むことができています。


インタビュアー:今後のキャリアの目標や挑戦してみたいことがあれば教えてください。

佐久間:今後はさらに安全管理に関する知識を深め、専門性を高めていきたいと考えています。また、女性がもっと活躍できる現場を作るためのサポートにも関わりたいですね。安全管理は人を守る仕事ですので、性別や経験に関係なく、誰もが安心して働ける環境作りに貢献したいです。


インタビュアー:最後に、建設業界や安全管理を目指す女性に向けて、メッセージをお願いします。

佐久間:建設業界は力仕事というイメージが強いかもしれませんが、実際には多様なスキルが求められる職場です。安全管理のように、細かい気配りやコミュニケーション能力が活かせる仕事もたくさんあります。女性だからこそできることが必ずありますし、この業界はどんどん多様性を受け入れていますので、ぜひチャレンジしてみてください!